1億7千万ドルで買収されたWithingsの睡眠管理ウェアラブル
Nokiaが2016年に1億7千万ユーロで買収した睡眠に関するスタートアップである、
Withings社の開発するWithings Sleepがこの度アップデートされました。
このアップデートにより睡眠時無呼吸症候群を特定することができるようになるそうです。
Health Mateアプリと連携し、睡眠時無呼吸症候群のリスクを評価します。
そして通院が必要かどうかを自分が確認することができます。
また、アプリから睡眠時無呼吸症候群についての情報共有を行い、
睡眠障害と健康状態やフィットネスへの影響についても自動で通知します。
この機器では寝返りの頻度や呼吸、心拍、そしていびきの強度を追跡することができ、
睡眠専門医師であるDr. Pierre Escourrou氏と共同開発しています。
現時点では政府の医療機器認証は受けていませんが2019年度中の取得を予定しています。
睡眠時無呼吸症候群の患者は日本国内にも数百万人
睡眠時無呼吸症候群といった睡眠中の呼吸障害は、一般的には気づかれません。
もしくは「いびき」という扱いを受けてしまうことも多いようです。
しかし睡眠時無呼吸症候群は高血圧や、心臓病、脳卒中などと併発することが多く、
因果関係としては食生活の変化により、顎の筋肉が衰えたこと。
または、肥満等で気道が狭まってしまったこと、もしくは、
その両方による障害であると考えられています。
睡眠中に呼吸をしないということは当然脳に悪影響があると考えられます。
その結果、睡眠の質は当然落ちますし、睡眠中の脳機能の質も落ちます。
不眠やうつ、厳格、性機能障害など脳や自立神経系への影響も大きいでしょう。
日本国内にも200万人から300万人の潜在的な患者がいると推計されており、
日本でも睡眠時無呼吸症候群の評価を行うウェアラブルデバイスの普及が期待できます。
Source: Withings Sleep can now help you identify the signs of sleep apnea