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スマートウォッチSemiro v10の血圧測定機能の精度を検証してみた

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アマゾンで購入した格安スマートウォッチの血圧計測定の精度は高いのか?

今回はスマートウォッチの血圧測定機能の精度を検証します。

医療用・業務用血圧計とスマートウォッチの血圧をほぼ同時に測った場合、
その差はどの程度になるのかを検証します。

今回使用するのは「Semiro V10」というスマートウォッチです。

検証用の血圧計は「エー・アンド・デイ全自動血圧計TM-2657シリーズ」です。こちらは医療機関でも使われている全自動血圧計です。
https://www.aandd.co.jp/adhome/products/me/tm2657.html

今回の実験での計測方法

ストレッチ後、5分休憩後測定(安静時)

  1. 血圧計で計測
  2. スマートウォッチで計測
  3. 5分後に再度血圧計で計測
  4. 再度スマートウォッチで計測
  5. 結果を比較

1回目の血圧測定

血圧測定1回目
  血圧計 Semiro V10
最高血圧 125mmHg 119mmHg
最低血圧 74mmHg 79mmHg

最高血圧は6mmHg、最低血圧は5mmHg違いが出ました。最高血圧は5%、最低血圧は6%の誤差がでました。

2回目の血圧測定

2回目の血圧測定
  血圧計 Semiro V10
最高血圧 119mmHg 125mmHg
最低血圧 69mmHg 83mmHg

最高血圧は血圧計と比較して+6mmHg、最低血圧は+14mmHgでした。最高血圧は5%、最低血圧は17%程度の誤差が出ています。

血圧の場合は正常血圧であれば、最高血圧が120~129または、最低血圧が80~84となっているので、最低血圧の17%の誤差は大きいと感じます。

補足:3回目のSemiro V10による血圧測定

2回目の計測で血圧計とSemiro V10の測定結果に比較的大きめの差異が出ているように感じるため、もう一度スマートウォッチのSemiro V10の方だけ計測しました。

3回目の血圧測定
  血圧計 Semiro V10
最高血圧 119mmHg 112mmHg
最低血圧 69mmHg 75mmHg

最高血圧は血圧計と比較して-7mmHg、最低血圧は+6mmHgです。最高血圧は6%、最低血圧は8%ほどの誤差が出ています。

スマートウォッチによる血圧測定の正確性は高くないが参考にはなる

今回の測定では同条件で医療用の血圧計とスマートウォッチによる
血圧測定を同時に行うことでその差を計測しました。

その結果、血圧計を正とすれば最小で5%、最大で17%の誤差が出ました。

以前の記事では、スマートウォッチによる血圧測定の場合、
1割程度の誤差が出ると考えられると紹介していましたが、
検証の結果、やはりその程度の誤差は出ることがわかりました。

健康管理のためにスマートウォッチを血圧の自動測定用に使うのはおすすめ

血圧はその時その時によって、緊張していたり、
トイレを我慢していたりすることによって大きく変化する数値です。

そのため、長期間高血圧の数値が出ていなければ、
一時的な高血圧である可能性があります。

スマートウォッチの利点としては腕に24時間装着しておくことで、
自動で血圧測定を行う設定ができることです。

現在はスマートウォッチの使用している、発光ダイオードを用いた血圧測定は
あまり精度が高くないためどうしても誤差は出てしまいますが、
複数回測定し、平均した血圧を計測するには向いているのかもしれません。

今回は通常血圧の対象者のみで測定していたため、
もともとアルゴリズムが通常血圧の人を前提に作られている場合は、
ある程度、脈拍から予想することができてしまうでしょう。

しかし、現実には脈拍数と血圧が一致しない場合もあります。
こうした、高血圧の方を対象にもう少し実験して見る必要がありそうです。

血圧測定用に使用したスマートウォッチはSemiro V10

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今回、測定用に使用したスマートウォッチは、アマゾンで4000円程度で購入できる中国のSemiro製のスマートウォッチです。

今回使用した血圧測定機能のほか、心拍数、歩数計機能もあります。
また防水機能もしっかりしており、お風呂でもつけたまま使うことができます。

この値段で様々な機能がついているのは驚くと共に、
技術が進歩して血圧測定の精度も高まることを期待しています。

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