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充電不要なMatrix PowerWatch 2の概要レビュー
前機種よりアップグレードされた基本機能が実用性向上に貢献
前回、体温で発電できる充電不要のスマートウォッチ「PowerWatch」を販売したMatrixはCES2019において、最新の「PowerWatch2」を発表しました。
前機種よりも良くなった点としては以下を挙げることができます。
- 全モデルより小型化に成功
- カラーディスプレイを搭載
- GPSおよび心拍数測定が可能
反面、デメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 価格が4万5千円程度と高額
- 機能としては優れていない
小型ケースのカラーディスプレイと高い防水性能

PowerWatch2は47mmというベゼル幅で、前機種と違いはありませんが、見た目の重工さは増しているように感じます。
しかし、装着感としては見た目ほどのゴツさはないようです。
また、今回のモデルではタフさを強化し、水深200メートルという耐水性があるので日常生活用途やアクティビティトラッカーとしては十分すぎるほどの基本性能を持っています。
1,2インチのカラーディスプレイが搭載されたことによって、みやすさはかなり改善されていますが、スマートウォッチのようにタッチパネルではないということには注意です。
フィットネストラッカーとしての機能強化が目覚ましい
充電不要であるということはつまり消費電力が抑えられているということ。そのためどうしても機能は最小限になってしまいます。
しかし、今回、前機種には搭載されていなかったGPSなどもPowerWatch2には内蔵されています。これによりランニングやロードバイクのトラッカーとして使うことが可能になりました。
また脈拍数を計測する心拍数センサーも搭載しています。
PowerWatch2は充電不要であることを強く押し出していますが、今回は太陽光発電機能も搭載しているために、消費電力の大きいと思われるアプリの強化が図られました。
Wear OSとの連携強化が図られているPower Watch 2

Matrix PowerWatchアプリからGoogleやAppleと連携
アクティビティトラッカーとして用いる場合、スマートフォンとの連携が課題になります。
そのためPower Watch2においては「Google Fit」やAppleの「Health Kit」と連携したアプリを使用することができます。
また、スマートフォンからの通知を表示することも簡単になりました。
電話やメール、そしてテキストメッセージ、フェイスブックやツイッター等のソーシャルメディアの通知機能も備えています。
体温を電気に変換する機能から体温測定もできる
このPower Watch2の面白い機能としては、体温を使用した充電不要なスマートウォッチであることから、体の熱量を測定することができるということです。
アプリと連携すれば一日で出した熱量を測定することができますし、自分の体から生まれた発電量を測定することもできるのです。
アプリの消費電力を補う太陽光発電ディスプレイ
太陽光によって充電する腕時計は珍しいものではありませんでしたが、その発電量はあまり大きくないために、スマートウォッチには搭載されてきませんでした。
しかし、Matrixの開発したPower Watch2はもともと体温を使用した発電というコンセプトで開発されているため低消費でした。
そのため太陽光を用いた発電から生まれる電力を有効活用することができ、スマートフォンと連携するアプリを動かすのに十分な充電を可能にしています。
PowerWatch2の日本での販売時期は未定だが期待できる

現在はIndiegogoで先行予約してプロダクト購入ができる
PowerWatch2は現在のところIndiegogoという米国のクラウドファンディングサイトで先行予約することができます。
現時点(2019/01/30)では150万ドルを集めており、すでに募集する金額の1458%を集めている注目のガジェットとなっています。
日本上陸後はAmazonやビックカメラなどで発売される可能性が高い
前機種であるPower WatchはすでにAmazonやビックカメラなどのサイトで販売されています。Power Watch2についても同様にWeb通販で購入できると思われます。
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Indiegogoで大注目のMatrix Power Watch2が早く手元に届くことを期待しています。