Apple Watch

【徹底分析】Apple Watch4に搭載のwatchOS 5の機能でできること

アップルのwatchOSは、ウェアラブルデバイスのオペレーティングシステムの中で最も洗練されたもので、watchOS 5は 9月17日にインストールされるように設定されています。今回のwatchOSはフィットネスとコミュニケーションに重点を置いたOSになっています。

watch5では人々がより健康になることを支援することだけでなく、可能な限りシームレスに情報を提供できるようにすることを目標にしています。

このwatchOS 5はSeries4ではすでにインストール済みですが、Series3、Series2、Series1もすべてインストールすることができます。

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その1:Apple Watch4ではフットネス用途の機能が拡張されている

トレーニングの自動検出機能を搭載

フィットネスの分野で大きな新機能は自動ワークアウト検出機能です。

しかし、今回WatchOSに搭載されているのは完全な自動検出ではありません。今、何をしているのかを感知するものの、自動的にワークアウトを記録するのではありません。

具体的には運動を開始したことを伝える通知が送信され、追跡を開始するよう促します。そうすることで、すでにやったトレーニングの量も遡及的に評価することができます。

同様にトレーニングを終了するのを忘れた場合は、そうするよう促します。

ヨガやハイキングを自動検出するアルゴリズムが追加

実際のトレーニングに関してヨガとハイキングが追加されています。

ヨガのアルゴリズムは心拍数に基づいて作られていますが、ハイキングにはペース、心拍数、仰角が考慮されます。

現在のエクササイズに関しては、Appleは屋外でのランニングにおいていくつかの改善を行っています。

アウトドア走行ではローリング・マイル・ペースがサポートされているため、前回の走行ペースから現在のペースまでの走行状況を確認できます。

カスタムペースアラートもあり、設定したペースから外れたときにお知らせします。ケイデンスのサポートもあり、1分ごとの記録を見ることができます。これは屋内ランニングと屋外と屋内散策の両方で利用できます。

心拍数だけでなく心電図も計測可能なApple Watch

背面とデジタルクラウンにある電極は心拍数だけではなく心電図も作成できるのが大きな特徴ですが、日本では使用できないように設定されています。これは医療機器としての許認可が関係しているとのことです。

アップルの技術担当副社長、ケビン・リンチ氏は、アクティビティアプリの最も人気のある部分の1つが共有であると語った。Appleもこの機能を拡張しアクティビティを共有している友人にも挑戦することができます。

その2:Apple Watchユーザー同士でコミュニケーションを加速するトランシーバーアプリ

身近な人と気軽に会話ができるアプリ

アップルは通信速度を上げることを検討しているものの、電話やメッセージでのコミュニケーションには時間がかかりすぎると考えているようです。

長時間通話は電池切れ、メッセージは確認に時間がかかるため、無線のようなトランシーバーアプリ(ウォーキートーキー)を搭載しています。

アップルウォッチのアプリではまず話したい人を選択すると、その人に要求が送信されます。受け入れがされた場合、いつでも彼らと話すことができます。

この機能は家族のように特に親しい人とのコミュニケーションに向いています。

iPhoneと連動して便利に使えるApple Watch

会話を受信すると、触覚フィードバックを得て、おなじみのウォーキートーキービープ音が聞こえます。Apple Watchのスピーカーにポップアップして、話をしたり、ときには邪魔したりもできます。

これは、すべてのアップルウォッチでサポートされ、携帯の電波とWi-Fiの両方で動作します。

また、WatchOS5では個々のアプリにジャンプすることなくタスクを完了できるようにしています。たとえば、Apple Payを使用してポップアップ通知の画面で支払いを完了できるのです。

アメリカのぐるなびであるYelpの通知であれば、その通知画面のまま予約を変更できます。

スマートウォッチを身に着けているときに、友人がメッセージでURLを送ってきたことを迷惑に思ったことがあるかもしれません。

そこに携帯しているiPhoneを開くためのプロンプトが表示されれば良いですよね。このような機能が追加的に搭載されています。

その3:SiriのアップデートでAIらしく、より性能が向上

AppleはSiriについても機械学習を使用していくつかの改良をしているようです。Siriは自分が行っていることに基づいてより多くの情報を提供するように改善され続けています。

たとえば、自動的にワークアウト後の心拍数や1日の特定の時間に通勤時間を表示したり、お気に入りのチームがプレーしている際はその結果を表示したりします。

Siriを呼びかけるのが恥ずかしいユーザーも大丈夫

またSiriを用いる際一番面倒だった「Hey Siri」と言う必要性もありません。すぐ手首を上げてメッセージを言うだけでよくなります。

その4:ポッドキャストやStudent ID機能の拡充

ポッドキャストがより使いやすくなった

Podcastアプリケーションは、watchOS 5の最も求められている機能の1つです。watchOS 5を使用すると、外出先でお気に入りの番組を聴くことができます。

これはiPhoneとMacですべて同期されるので、あるデバイスでエピソードの途中で一時停止し、別のデバイスで再度途中から再生することができます。

さらに、バックグラウンドオーディオ用の新しいツールが開発されています。例えばPandora、Audibleなどのアプリから音楽を流したり、オーディオブックなども近くにiPhoneがなくてもオフライン再生と同期することができます。

ついにApple Watch単体で使えるように?

アップルウォッチをより独立させ、iPhoneに依存しないようにする大きな進歩であると米WEARABLE誌は指摘しています。

またStudent ID機能も搭載されています。学生IDカードをウォレットに追加すると、寮や図書館などの場所にアクセスしたり、ランチなどの代金を支払うことができます。

ジョン・ホプキンス大、サンタクララ大学、テンプル大学、アラバマ大学とオクラホマ大学などで実際に運用がされている、若しくは今秋に開始する予定です。

健康管理のためのスマートウォッチとしてのデータ収集を進めるApple

Appleはワークアウトアプリを改善するために、秘密のラボで約12,000人の研究参加者から6テラバイトのデータを収集しました。

これは230万のカロリーを消費したことになります。こういった「バイオメトリックデータ」のコレクションでは世界最大でしょうね。

まとめ

アップルのApple Watch4はスマートウォッチの中では最高の出来栄えです。コミュニケーションにも、情報検索にも、そして健康管理にも。

全ての日常の何気ない場面でApple Watch4が活躍する機会はますます増えています。ぜひこの機会にApple Watchを購入してみては?

Source:WEARABLE

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