GPSウォッチのトップブランドであるガーミンは「Fenix」シリーズのラインナップとして、「Fenix5 Plus」をフラグシップモデルとして発売しました。
これは「5S Plus」「5X Plus」の間に位置づけられるモデルです。
最新の「Fenixシリーズ」では「Germin Pay」という非接触支払い機能と「オンボードミュージック」機能が搭載されています。
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GerminのFenixはTOPOマップを使用可能
Fenix 5XおよびFenix 5 Plusでは、登山の際のルーティングもできる等高線図(TOPOマップ)にも対応しています。
下の動画ではサードパーティ製のTOPOマップをインストールしています。ガーミンのマップではなく、見やすいTOPOマップを使うことができるのでとても便利ですね。
Fenix 5 Plusのサイズと仕様
新しいカラーのストラップが特徴的ですが、「Fenix5 Plus」のデザインについては大きくは変更されていません。
2018年に発売された「5S Plus」は画面が大きくなっており、TOPOマップも見やすくなっています。このスクリーンは1.2インチで240*240ピクセルです。
本体はステンレス製かカーボン製で、ネジが表面に露出している点は好みが分かれるところでしょう。
大きさは47ミリ、暑さ15.8ミリ、重量は86グラムと先日のG-SHOCKと比較すると当然大きくはありませんが、計量化の進むスマートウォッチの中では大きい方に属します。
スポーツの中でもアウトドア向けにGPSが必要であることから、消費電力の大きさも検討するとバッテリーを多めに搭載しておく必要があるため、本体も大きくなりがちになってしまいます。
Germin Fenix5 Plusのバッテリー
バッテリー寿命はGPSを使用した場合、18時間から24時間、データの保存の頻度を抑える「Ultratrac」モードでは42時間と予想されています。
音楽再生機能やストリーミング機能を使用する場合はさらに持続時間が減りますが、トレーニングの間のお供としては問題ないでしょう。ただし登山やハイキングにおいてはバッテリーのことを頭に入れておく必要があります。
Fenix 5 Plusの機能・内蔵センサー
「Fenix5 Plus」には当然ながらスポーツのための各種トラッキングアプリケーションが搭載されています。
ゴルフからヨガ、ランニングや登山まで様々なスポーツの記録をこれ一つで記録することが可能です。標準的な心拍センサーもガーミン独自の技術のものが採用されており、トレーニング中の正確な測定を可能にしています。
また、データの表示についても自身でカスタマイズすることが可能です。例えばオートラップとメトロノーム機能のみを設定して表示するなど、それぞれの必要な情報のみを表示させることができます。これらのプログラムは「Germin Connect」を通して同期させることができます。
最もガーミンらしい重要な機能の一つに「地形図の表示(TOPOマップ)」機能があります。昨年では5Xのみがこの機能を搭載していましたが、これからは5 Plusでも同じことができますね。
ただし、血中酸素飽和度センサーは搭載されていませんので、登山の際の高山病やトレーニングを綿密に管理しているアスリートには5Xをおすすめします。
スイミングの記録についてもガーミンはとてもよく記録することができます。まずプールの長さを入力するとストローク数や、ストロークの種類(泳法)、SWOLF(長さあたりの最適ストローク数)などが表示されるので科学的な管理が可能です。
水泳中の心拍数データが必要な場合は以下のような、ANT+HRM-TriもしくはHRM-Swimチェストストラップを別途購入することで対応することが可能です。
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アスリートならFenix 5 Plusが最もおすすめな理由
「Fenix 5 Plus」はこれまでのガーミン製品らしく、アスリートのトレーニング管理のためのすばらしい機能が多数用意されています。
心拍数測定一つをとっても、ガーミン独自のアルゴリズムを採用しており、体について的確な分析をすることができます。これによりVO2 Max、トレーニング効果、トレーニング実績、レース予想などの情報を得ることができます。
VO2 Maxの測定が全メーカーでもっとも正確
米WEARABLEによると実験でVO2 Maxの測定を各種ウェアラブルデバイスで行った場合、ガーミンが最も正確な値を表示することができたという事実から、トレーニングにおいてガーミンがベストな選択であると言えます。
加えてGPSやTOPOマップと言った新しい機能を用いることでトレーニング自体もとても楽しく行えるようになるでしょう。
心拍数データの取り出しが容易
心拍数のデータはスマートウォッチの場合、LED反射光を用いているために測定精度には限界があります。とくに強度のトレーニングの場合測定精度が低下することが知られています。
ガーミンでは別売りの胸部センサー付きストラップを販売していますので、正確な心拍数測定が必要であればこれらを購入することも検討して下さい。
米WEARABLEによると以下のように、同程度の強度のトレーニングを行ったにもかかわらず、測定が正確にできていないと思われることがあるとの指摘がなされています。
スマートウォッチ本体での測定には限界があることは頭においておきたいですね。
高いGPS精度
GPSのトラッキング精度はとても高いです。特に登山においては正確なトラッキングが必要になる場合もありますし、ガーミンの高い技術力が発揮されていると言えます。
その他のGermin機能
その他「Germin Pay」や音楽再生機能もあります。音楽再生は本体に500曲ものメモリを搭載しています。ガーミンのデスクトップ用ソフトを用いて同期させることができます。
残念ながらスマートフォンと同期して保存することはできないようです。将来的にはDeezerのサポートが予定されていますがまだ公表されていません。音楽再生に関しては感覚的な操作が可能です。
Germin Payとは?
Garmin Pay はクレジットカードやデビットカードの支払いをスマートウォッチで可能にする機能です。時計を身に着けているだけでGarmin Payは使えますから、支払いのための財布を持ち運ぶ必要もなく、買い物が可能になります。
自動販売機などでも非接触支払いができるものが増えています。三井住友カードの提供する「iD」のほか「QUICPay」や「Edy」のようにたくさんの電子マネーが普及していますので、今後これらの電子マネーにも対応することが期待できます。
現在は「三菱UFJ-VISAデビットカード」のみの対応ですが、今後使えるカードが広がっていくでしょう。
Germin Payの使い方
- まずガーミンのスマートウォッチからGermin Payを起動します。
- 自身で決めたパスコードを入力し、自動的に登録したクレジットカードもしくはデビットカードを選択します。
- あとはカードリーダーに手首をかざすだけで支払いが完了します。
対応機種は現在のところ以下の7機種です。「vivoactive3」「vivoactive3 Music」「ForeAthlete 645」「ForeAthelete 645 Music」「Fenix 5S Plus」「Fenix 5 Plus」「Fenix 5X Plus」
おすすめ度 | |
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参考価格 | 約11万円 |
レビュー | スポーツやトレッキングに最適なスマートウォッチ、Fenix5Xだけに搭載されていたTOPOマップ(等高線図)表示機能がついにFenix5 Plusでも使用できるようになっています。またGermin Payや各種フィットネストラッカーとしての機能は「さすがガーミン」と思わせてくれます。GPSを用いた場合のバッテリーの持ちは14時間から24時間と心もとないですが、スポーツの友として最高のスマートウォッチです。 |
Source: WEARABLE