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注目のタフ仕様スマートウォッチがカシオから
カシオの新型スマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F30」が2019年1月18日(金)に発売されました。
今回のPRO TREK Smartではバッテリー持続時間が3日になるなど、特にアウトドアでの利用を前提にしたタフ仕様です。Gショックとほぼ同等の、5気圧防水とMILスペック準拠というのですからもはや電化製品とは思えません。
ポイント1:長期間駆動できる省エネ有機ELディスプレイを採用
通常の液晶パネルはバックライトで液晶を光らせているのですが、有機ELは自発光するために消費電力を抑えることができます。
今回採用されているのは1.2インチのデュアルレイヤーディスプレイ。390×390という解像度のOLEDディスプレイとモノクロLCDディスプレイで構成されています。
また、有機ELにしたことで画面の精細感が高まっています。
面白い機能はこの有機ELディスプレイを「白、赤、黒」に光らせることができる点です。
「いや、それは何に使うんだ?」
という疑問がまず最初に浮かびましたが、これについては先日公開されたIT Mediaのインタビュー記事の中で素敵な開発者の方のコメントがありました。
夜空の下でも星が見やすいように、時計のバックライトを赤に変更できる機能を持たせてみました
アウトドア派の人はわかると思いますが、夜に懐中電灯やヘッドライトをつけて照らすと明るすぎて人を起こしてしまったりします。当然野生動物なども逃げてしまいます。
しかし、赤いライトであれば同じ強さの光のはずなのに優しいのです。
今回のスマートウォッチF30にはこの機能がついており、レンジャーの方やアウトドア好きはもちろん、天体観測が好きな宇宙マニアにもおすすめできます。
ポイント2:大きさ重さがどちらも改善!
このF30は先代F20から進化するに当たり、大きさが小さくなっています。
幅53.8mm、長さ60.5mm、厚さ14.9mmというとイメージが難しいかもしれませんが、Garmin Fenix 5X Plusと比較してもわずかに薄いサイズです。
具体的には横幅が約4ミリ、重さも約10グラム減っています。
これらの大きさに関しては、タフネスを維持しながら小型化するのは大変難しい問題ですが、まず開発者の方にデザイナーより大きさの依頼があったと言います。(インタビュー記事)
ルックスをスマートにしながら、強度を与えるため、シミュレーションと強度試験を反復し、“肉付け”のバランスに腐心してきました。
このサイズで10グラム減らすのは至難の業。
エンジニアとしての腕の見せどころだったのではないでしょうか。
ポイント3:カシオ独自の充電ポイントの使い勝手
ベゼルの左側には充電に用いる磁気充電のための端子がついています。このタイプの充電方法の課題はすぐに充電ができるのですが、反面取れてしまいやすいことです。
移動中にバッテリーとつなげるのは難しいかもしれませんが、ベッドサイドで簡単に充電できるという点においては優れています。
限定1000個サファイアガラスを採用したPRO TREK Smart WSD-F30SC
限定モデルのWSD-F30SCの発売は2019年6月頃
カシオによるとWSD-F30をベースにした特別仕様モデル「WSD-30SC」が6月に発売されるといいます。
全世界で1000個限りという限定生産モデルとなり、ボディ及びベルトはメタル素材の外部をウレタンやファインレジンでコーティングした「フィールドコンポジットバンド」を採用しています。
また、風防にはサファイアガラスを採用しているので強度も抜群、使用しているビスなども表面処理を施した特別仕様で色は高級感のあるローズゴールドです。
PRO TREK特別仕様モデルの価格は10万円
価格はカシオの公表では10万円としています。限定生産モデルのため市場価格もそこまで下がらないと予想されます。カシオのスマートウォッチをチェックしている方はこの機会に限定モデルを検討してみてはいかがでしょうか?
ゴルフの優秀なキャディーとしてカシオのF30がおすすめ
ゴルファーにスマートウォッチが必要な理由
カシオのPRO TREK Smart WSD-F30は、前作のF20と同様にゴルフに対応しています。
「スマートゴルフナビ」というアプリをご存知ですか?
国内コースを知り尽くした「テクノクラフト」が開発しているゴルフのナビアプリで、全国のゴルフ場で、プレー中の現在位置から、グリーンやハザードまでの正確な距離・ショットの方向をGPS等で把握することができます。
つまり、このカシオのF30にゴルフコースアプリをインストールすれば、キャディーさん代わりにコンピュータが助言をしてくれるということです。
スマートウォッチ用ゴルフアプリで海外用もある
少し前まではレーザー距離計というものがありましたが、今ではスマホやウェアラブルデバイスからゴルフ場のコースや距離などがすぐに分かるようになっています。
売り上げランキング: 702 価格: 9,999円(2019年1月22日現在)
海外のコースであれば以下の「Hole19 Golf GPS for Smartwatch」が使えます。
ゴルフコースの事前学習にスマートウォッチ+スマートゴルフナビ
事前戦略が立てられる「SIMULATION MODE(シミュレーションモード)」
TOPメニュー画面「SIMULATION MODE」から事前戦略を立てる機能を利用できます。
画面をタップした位置を現在位置と仮定し、グリーンまでの移動を実際にラウンドしてるかのように体験する機能です。
現在位置を表示
プレーするゴルフ場でGPS機能をONになっていれば、現在地が表示されます。
ピンまでの距離がわかる「残yard表示」
ゴルフ場名の前に★や☆マークがついているコース(プレミアムコース、ピンポジコース)では、各ゴルフ場が、ピン位置を毎日更新しているのでピンの位置、ピンまでの距離も正確にわかります。
スタンダードコースでは、グリーンセンターまでの残りヤード数を表示しています。
カシオのPRO TREKならスキーやスノボーにもおすすめ
F30+Ski Tracksの組み合わせでスキーを楽しむ
アウトドアのゴルフがあれば、ウィンタースポーツもあります。WSD-F30に「Ski Tracks」をインストールすると、全国各地のスキー場の情報が取得できます。
当日、自分が滑った軌跡を記録したり、自らのスキーの滑りを保存できますし、思い出に残る写真をアプリ上に保存できます。
防水・耐衝撃性の高いPRO TREK F30であれば悪天候でも使用できるでしょう。
スキーはもちろんスノボーやモーグルなどにも対応
今回F30ではこのSkyTrackと密接に開発を進めてきたようです。
WSD-F20にも標準のアプリとして「Snow」が備わっていましたが、スキートレックの場合はより詳細なデータを記録することができます。
かねてよりスマートフォン向けのアプリとして販売されてきたSkyTrackがスマートウォッチ向けにチューニングされ、さらにこのカシオのWSD-F30のために協力して開発してきたことがわかります。
スマホは落としやすいが、スマートウォッチは落としにくい
私も以前スノボーをしていた時、吹雪に近いコンディションでした。滑り終えてポケットを探ってみると「あれ?」
スマホが見当たりませんでした。友人の携帯からGPSで検索すると、案の定ゲレンデにスマホが落ちてしまっていました。
猛吹雪で付近を捜索しましたが残念ながら見つかりませんでした…
こういったことはめったにあることではありませんが、スマートフォンは箱型でポケットに入れなければならないため、スノボーのような良く転ぶスポーツには向いていません。
しかし、ウェアラブルデバイスやスマートウォッチであれば腕など身体に装着しておくものなのであまりなくすことはありません。
GPSとマップの連携が優秀
時計にはGoogle MapsとMapboxの2つの地図アプリが組み込まれており、時計の一番上のボタンを押すとすぐにポップアップするので、かなり便利です。
ハイキングや登山の際には非常に役立ちます。
カシオの旧モデルF10やF20を候補に入れるのも良い
F10なら4万円を切る値段で手に入る
初期モデルのWSD-F10RGもまだ手に入れることができます。
こちらは機能的には劣ってしまいますが、基本的なアプリはどの機種でも同じように使えますので最低限使いたいという人であれば旧モデルを検討するのもありです。
売り上げランキング: 9,550
WSD-F20は4万6千円以下で買える!
売り上げランキング: 1,499
最新モデルのF30が発売されたことにより、嬉しいことにF20は5万円を切っています。
こちらのほうがお得感は高いかもしれませんね。
カシオの最新モデルWSD-F30は6万円
売り上げランキング: 58