2018年6月にHuawei Watch2 2018を発表したファーウェイが、次のモデルにおいてよりバッテリー容量を増やした長持久モデルを計画しているという。
Huawei Watch2は2017年に発表され、2018年6月にはe-SIMへの対応モデルを発表した。(ただしe-SIMは中国本土国内のみで使用可)IFA2018においてファーウェイCEOのリチャード・ユゥ氏は米WEARABLE誌のインタビューに対して、「我々はいま次のイノベーションに取り掛かっている最中です」と延べた。
さらにユゥ氏は「我々はより大きな改善を行い、ずっと良い経験を提供したいと思っています。それが私の目標です。スマートウォッチをもっと使いやすく、より親密かつ機能的にし、バッテリーの寿命をよりくしたいと考えている。」と延べた。
スマートウォッチのバッテリー容量問題を克服できるか?
スマートウォッチ最大の問題としてバッテリーの持ちが挙げられる。今市場に出ているほぼすべてのスマートウォッチは最大2日間程度しか持たない。ソニーのペーパーウォッチは「電子ペーパー」を用いているため最大で1週間程度持続するが、スマートウォッチのような高度な通信機能やアプリケーションは入っていない。
ユゥ氏は「1週間使えるスマートウォッチを発表したい」と語っている。しかし、現状ではバッテリー容量を増やすことがスマートウォッチの大きさに大きな影響を与えるので、より大きなバッテリーを搭載することが必ずしも解決にならない。
ソフトウェアとハードのアップデートによる消費電力低減が鍵になる
スマートウォッチにおいて消費電力を抑えるにはソフトウェアの開発が必要不可欠である。Googleは近年、スマートウォッチプラットフォームの改良を精力的に実施している。一方、クアルコムは9月10日に次世代のスマートウォッチチップを発売する準備を進めている。このようなソフトウェアおよびハードウェアの消費電力を抑えることが結果的にバッテリー寿命を伸ばすことが期待できる。
Source: WEARABLE