- スマートウォッチで体温測定したい人
- 体温でスマートウォッチを充電したい人
- スマホ連携の体温計が欲しい人
- 基礎体温をスマートウォッチで測りたい人
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おすすめの体温関係スマートデバイスのご紹介
体温で充電できるスマートウォッチMATRIX POWER WATCH
スマートウォッチはたくさんあるけれども「体温計機能付き」は見たことないですよね。実は市販されているスマートウォッチを利用した体温計というのはない(編集部調べ)のです。
しかし、体温計からスマホアプリにデータを送ることができる製品はあります。女性の方の健康管理にとても便利な機能ですよね!
その一方で、体温で充電できるスマートウォッチはあります。それが「MATRIX POWER WATCH」です。体温で発電できると言うだけでも驚きですが、充電が不要というのはとても便利ですよね。
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ただ、スマートウォッチと言ってもセンサーが付いているデジタル時計といったほうが近いかもしれません。アプリを活用することで、カロリーの消費量、歩数、睡眠の質などを記録することはできますが、本体からアプリを起動することはできません。
体温からどれくらいの電力が発電されたのかを見ることができるので、「あー自分の体温でこれだけ発電したんだ!」というモチベーションアップにはとても良いですよね。
スマートなこめかみ体温計ならwithings Thermo
しかし、スマートな体温計というのであればWithingsのThermoがおすすめです。
WithingsはNokiaに買収されNokia Healthcareとなったにも関わらず、その後改めてネットワーク・通信に注力するため売却するということになり、新生Withingsとなったちょっと複雑なヘルスケア製品ベンチャーです。
「Thermo」というこの製品はボストン小児病院でも採用されている体温計で、こめかみに当てるだけで体温が瞬時に測定できます。またアプリと連携して体温変化の記録が残せます。
日本では販売されていませんがお値段はUS$ 99.95と1万円を超えるのがネックです。
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オムロンやテルモからデータ転送のできる体温計が販売されている
スマートウォッチ型の体温計はないものの、一般的な体温計メーカーであるオムロンやテルモの電子体温計にはアプリにデータ転送ができるタイプの製品が販売されています。
これらは主に女性向けの体温計で定期的に温度を測り、記録する必要がある場合はこうした無線機能がついているとメモをする手間などが省けていいですよね。
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スマート ウォッチで体温を測定する仕組み
IoTブームで温湿度センサーも安価に手に入る
IoT(Internet of Things)ブームなので、各種センサーを使えば体温も測れそうです。私が学生のころは「ものがインターネットにつながる」という仕組みは「IoT」という言い方ではなかったような気がします。何だったか忘れてしまいましたが。
今ではArduinoというRaspberry Piよりももっと簡単なマイコンが販売されていますので、電気の知識とちょっとコードをかけば温度を測ることは結構簡単にできます。
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赤外線センサーを用いた温度測定も可能性を感じる
先程紹介したThermoなどは赤外線反射を利用した温度測定をしていると思います。すべての物体は赤外線を放射しているんですよね。人の体も温まったアイロンも熱を発していますが、それはつまり赤外線というわけです。
物体が熱くなるほど放出する赤外線エネルギーが多くなることを、「シュテファン=ボルツマンの法則」と言います。
目に見えないのですが「物体の温度を高くする線」が赤外線で、そのエネルギーを検出することができるのが「赤外線放射温度計」というわけです。
普通の温度計は先端が金属チップになっていますよね。これはプローブ(probe)という針の役割を果たしています。これで温度を捕まえているのですが、それが使えないときは赤外線放射温度計が便利ですよね。
スマートウォッチにこの放射温度計を組み込むことができれば体温も測定できそうです。
ちなみに放射温度計のセンサとしては赤外線センサーが使われます。レンズを通してサーモパイルに集光された赤外線が、そのエネルギー量に応じて信号となりマイコンに出力されていきます。
出典:堀場製作所
現在はスマートウォッチ体温計はないものの将来性はあり
手首の温度は体温として正確に測れるのか?
ただ、スマートウォッチは直接皮膚に触れるものでも有るので、スマートウォッチに体温測定機能が付くのであればプローブ(金属チップ)から直接測定できそうです。
手首の温度というのは体の中心から外れているのであまり正確な温度にはならなさそうですが、アルゴリズムの開発や、定期的な測定としては有効かもしれません。
近年では「貼り付けるタイプの体温計」が開発されています。また、ここまでスマートではないもののIoT型の温度計が病院で使われ始めているようです。
テープで身体に固定しておくだけで体温の変動が自動的にわかるので、わざわざたくさんの端子を身体に着けなくても良くなるかもしれませんね。
体感温度をコントロールするスマートウォッチ
MIT(マサチューセッツ工科大学)のチームが開発したボタン一つで快適な体温に変わるデバイスがあるそうです。
このスマートデバイスは手首に取り付けるタイプで、自分の基礎体温と外気の温度差がある場合は自分の基礎体温になるべく近づくよう体感温度をコントロールするそうです。
手首には太い血管が通っているので冷やしたり、温めたりすることで体感温度が変わってきそうですよね。
スマートウォッチで基礎体温が測れる日も近い?
「基礎体温」という言葉は女性には馴染みがあっても、男性にはあまり馴染みがありませんよね。基礎体温をなぜ測る必要があるのでしょうか。
実は女性ホルモンのバランスが体温の変化という形でわかるからです。約1ヶ月の周期で変化する女性ホルモンバランスは基礎体温という形で現れます。婦人科でも基礎体温表が診察の手がかりとして使われます。
たかが体温かと思うかもしれませんが、基礎体温は無碍にできない大事な指標です。
婦人体温計を使って口の中で測るのが正しいやり方
基礎体温を記録している人が少ないのは「面倒だから」でしょう。いくら自分のホルモンバランスが知りたいと思っても毎日5分しっかりと体温測定するのは面倒だと思います。
一周期(三〇日)続けてみると日々の基礎体温の変動が分かってきますので、自分の周期が予想できるようになるとはいえ、なんとなく分かってしまうという場合もあるのでわざわざ体温を測っている人は多くはないかもしれません。
また、婦人体温計は口の中で測りますが、最近の機種は「予測式」という1分で測定できるタイプのものが主流になりつつあります。忙しい人にも便利になりましたね。
ウェアラブルデバイスによる体温計や体温測定のまとめ
残念ながら現時点ではスマートウォッチに体温計機能が備わっているものはありません。
しかしながら技術的には可能だと思われます。FitbitやAppleから出される次世代スマートウォッチには体温計機能が備わっているかもしれませんね。
また、既に市販されている体温計にはスマホアプリとの連携機能が備わっているものもあります。また予測式という短時間で体温測定ができるものが主流なので簡単に自分の基礎体温表を作成することもできるようになりました。
スマウェルとしても新しい技術を人々の健康に役立てるお手伝いができるよう、今後も最新技術・製品動向をウォッチしてまいります!